パンズラビリンスの怪物『手の目,虫』は何?キャラクターたちを解説!ペイルマン,ナナフシ,妖精,ヤギ

SFファンタジー映画
出典 : www.amazon.co.jpより

パンズラビリンスの中で一番気になるキャラクターといえば、最初に登場する『手の目』ではないでしょうか?

あれはなんと日本の妖怪からヒントを得ているそうですよ!

観るひとをトラウマにもさせるダークファンタジー「パンズラビリンス」の監督は奇才ギルレモ・デル・トロ。

ギルレモ監督は少年の頃から日本文化に大きな影響を受けていました。

パンズラビリンスをはじめ、ほとんどの作品は日本の特撮やキャラクター、妖怪などからも構想を得ています。「パシフィック・リム」もその一つなんです!

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そんな日本大好きなデルトロの作品『パンズラビリンス』に登場する怪物たちをご紹介します!




パンズラビリンスの怪物たち【手の目・ペイルマン】

劇中では名称はペイルマンで通っていますね。

白すぎて赤っぽいところが見えるタルタル肌の質感や赤系にまとめたテーブルの上の食べ物たちは血肉を思い起こさせます。

オフィリアは誘惑に負けて何も食べてはいけないとパンに言われた約束を破って赤い葡萄らしきものを口にします。

そこで目覚めた目のない主は目の前の皿にある目玉を手にはめ込んだかと思いきや、顔のところにで手を開いて目を見開きます。

目にはめ込んだ方が早いのにと突っ込みたくなりましたが、

この手の目を顔の前で広げる姿、妖怪ウォッチのオープニング曲を歌ってるキングクリームソーダがPV動画でやってましたよね。

そう「ゲラゲラポー」のPVです。

 

でもアニメの妖怪ウォッチよりももっと昔、日本の妖怪として登場していました。

それが、『手の目』です。

江戸時代の鳥山石燕の画集「百鬼夜行」に出てくる妖怪です。

ギルレモは日本文化や妖怪、水木しげるにも影響を受けていて、元ネタは日本の妖怪「手の目」なんです。

そしてプチ裏話あって、「手の目と」「パン」は同一人物が演じているとのことです。

ギルレモ監督の作品にたびたび登場するお気に入りの俳優【ダク・ジョーンズ】さんです。パントマイムを学んだ後曲芸師となってから俳優の世界に入ったそうですよ〜



パンズラビリンスの怪物たち2【虫】ナナフシに似た妖精?

劇中ではナナフシという言葉さえでできませんが、ナナフシに大変似ている妖精ですよね?本当にナナフシなのでしょうか?

私が山で遭遇したナナフシも巨大でしたが、枝に退化して細身、刺激を与えると細枝が揺れるように動きました。そんな記憶があったので調べてみるとパンズラビリンスに出てくる『虫』ナナフシ妖精に似ているのを発見しました!

 

てんとうむしさんの昆虫漂流記より引用

↑『ヤエヤマツダナナフシ』

@marukeshimanさんより引用

本当に映そのまんまですね!体長や体型、翅?であろう部分もそっくり。ヤエヤマツダナナフシは生息は台湾などで、希少種となっているそうです。過去には宮古島や石垣島でも発見されていたそうですよ。

 

ただ、ほとんとが翅は退化しているものものがほとんどだそう。ご興味のある方は深掘りしてみてはいかがでしょう?私はこれ以上は無理でした〜

しかし本当ギルレモ監督はよく見つけましたよね!

 

それに飛べるように翅を付け加えてあげて、本来飛べない虫を映画の中では飛ばせてあげたのも、自由になりたいオフィリアの心を映し出しかかのようだと私は感じました。

オフィリアの跡を追うにも羽がないと早く移動できないですし、物語が先に進みませんものね笑

 

しかし、こんな大きい虫に主人公は怖がることなく興味津々ち近づいて話しかける様子は虫嫌いな私としては不思議でしょうがなかったです・・・



パンズラビリンスの怪物たち3【ヤギ】地底の番人「パン」

これは、誰かしらどこかで見たことがあるキャラクターではないでしょうか。

 

妖精に導かれるまま森の中の地下へと続く階段を降りると、古木と一体化したヤギの顔した二足歩行の生き物が出てきます。

自分は木であり、森である。名前は「パン」と主人公フィリアに言います。

「パンは地底の王国の番人であり、オフィリアその国の王女」

パンは3つの試練をオフィリア与え、満月までにクリアするように告げます。

地上世界から目覚めて地底の王国へ帰れるのだと。

目覚めていない主人公にとって訳わからずほぼ強制ですが

星座占いが好きな方は「パン」という名を聞いて、ギリシャ神話のパーンのような気がしますよね。ギリシャ神話に出てくるパーンは二足歩行の牧神「山羊」です。

そしてテュポーンに襲われた際川に逃げ込む時、下半身しか魚に変身できず空の星となったそうです。

そして、ファンタジー映画が好きな方には「ナルニア国物語」に出てくる半人半獣(山羊)『フォーン』が浮かぶのではないでしょうか。

しかし、それでは単なるパクリ。星座のパーンやナルニアの可愛いフォーンとは違い、薄暗い地底の番人は木と一体化している身体でありながらも不気味さが一番に漂いますよね。


パンズラビリンスの怪物たち4【風船カエル】

いちじく大木を弱らせドロドロとした穴ぐらにはたくさんのダンゴムシが這っていて、それを好きな時に好きにだけ捕食して巨大化

オフィリアは怖がるも勇気を振り絞りパンから渡された魔法の石をその巨大カエルの口に投げ込む・・・すると今まで食べてきたダンゴムシたち全てが吐き出され、風船の空気が抜けたみたいに萎んでいく様。

そして吐き出しだのの中から、パンに言われたカギをやっと手にします。

実際、カエルは異物を飲み込んだら胃なら内側を丸ごと口から出して吐き出すそうです。

よく観察してますよね!



パンズラビリンスの怪物たち 【まとめ】

如何でしたか?

・ナナフシと思われた虫はよく観察すると実在した虫

・気になるペイルマンは丸々、日本の妖怪

物語を彩る独特な怪物キャラクターは日本文化の影響を受けたものだったことは驚きです。

日本大好きなギルレモ監督の作品、今後どんなキャラクターがやってくるのか楽しみですね!



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