「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」は2007年の作品ですが、バブル時代の1990年に戻りるストーリーです。
そもそも、戻るってどうやって?戻って何するの?
これが今回の大きなテーマなんですが、なんとドーハの悲劇を回避?!するシーンも入っていたんです。それにタイムマシンがドラム式洗濯機というのには理由がありました!
昭和生まれの方ならバブル時代を体験したかと思いますが、バブルってそもそも何?って感じですよね。私はジュリアナ東京くらいしか覚えていません。
日本が好景気だった時代を知らない人にとっては、「バブルへGO!!」を観ることで、バブル時代を目で理解できると思います!
「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」はオチを知ると面白くないので、今回はあらすじはネタバレなしでご紹介します!また、制作を手掛けたホイチョイプロダクションについても少し触れたいと思います!
【バブルへGO!!タイムマシンはドラム式】ドーハの悲劇を回避した!?
予言みたいな話ですが、映画の中では主演の広末涼子からドーハの悲劇を聞いたラモスがそのドーハの悲劇を回避するという場面があるんです。
ドーハの悲劇とは、1993年に開催されたカタールのドーハでのW杯米国大会(94年)アジア最終予選での悲劇の出来事です。
最終戦、後半のロスタイムで失点して出場権を逃したのが「ドーハの悲劇」と言われた所以だそうです。
現在2022年11月はワールドカップ真っ最中。ドイツに逆転勝利をした日本は今熱いですよね!
ラモス選手が現在のワールドカップ日本代表の監督ではありませんが、当時のワールドカップ日本代表選手として出場していたのが今の日本代表監督である森保監督なんですよ!
28年後にドーハならぬ「ドイツ戦での奇跡」を起こしたわけです。
これは本当に驚きです!
奇跡というよりあの悲劇からの努力の賜物ですよね!
まだこの先のことはわかりませんが、「バブルへGO !!」を観ることでワールドカップも一味違う見方ができるかもしれませんね!
「奇跡」が起こることを期待したいです。
森保があのドーハで監督やってるって感慨深いな。「バブルへGO!!」というワタクシお気に入りの映画では、ドーハで悲劇は起こっていない。今回もハッピーエンドを期待。
— ぼさのば (@bossaxbossax) November 23, 2022
そういえば15年前の映画『バブルへGO』では広末涼子の予言を聞いたラモスがドーハの悲劇を回避して、最後に「ドーハの英雄、日本代表監督へ」という見出しが新聞に出てるシーンがあったね。
— Ken-Aleister aka MJ (@Anoraknophobia2) November 23, 2022
【バブルへGO!!タイムマシンはドラム式】あらすじは?ネタバレなし
経済が分からない、経済を知らない。それでも分かる映画なんです!実はこの作品ホイチョイ・プロダクションの漫画から生まれた作品でした。
財務官僚の下川路功が日本経済財政破綻の原因が当時大蔵省から
通達された不動産融資規制の行政指導がきっかけとなりバブル崩壊にあると考えた
偶然にも洗濯機型タイムマシンを発明した昔の恋人、田中真理子を1990年の
東京に送り込んだが彼女は消息死亡した真理子の葬儀の席で娘の真弓と出会うしかし、下川と
真弓は事実を確認するため同じタイムマシンに乗り1990年の東京に
向かうのだが・・・
この作品ではバブル経済を軸に大きく物語が展開していく話ではありますが、今、この2022年現在はバブルではなくインフレの時代に突入しています。
少し前まではデフレデフレと騒がれ、今はインフレインフレと騒がれていますよね。
あの時代の何が良かったのかは映画を観るとよくわかります。
今のインフレ時代では給料は変わらないのに物の値段だけ上がってますし、
皆が浮かれてタクシー運転手にチップを渡す、という場面等は今では想像も出来ない事であるかもしれません。
その時代の景気もそうですが考え方や企業の取り組みも全く変わりました。そして時代にあった方法で企業も人も頑張って生きています。
この作品を見て、ただのコメディ映画やバカ騒ぎしているだけの娯楽作品だと捉えてしまってはとても勿体ないなぁと私は思っています。
映画「バブルへGO」を観た。世界観がギャグすぎて、こんな時代嘘でしょ?って叔父さんに聞いたら、バブルのころは本当にこんな感じだったと言われた。うっっらやますぃ~~~!
— まいも (@8915maimo) November 22, 2022
現在はこのバブル期の土台の上に成り立っている、ということに気づかせてくれる映画だなぁって感じました。
【バブルへGO!!タイムマシンはドラム式】キャスト紹介
豪華キャストの中にはあんな有名な俳優、女優さんやこんな有名な芸人さんまでも出演いるんです。
どの役もいい個性を出していますよ。
<キャスト>
阿部寛 広末涼子 吹石一恵 伊藤裕子 劇団ひとり 森口博子 伊武雅刀 他
2007年2月に公開された映画
『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』|ホイチョイ・プロダクションズ pic.twitter.com/WrIDqfX5oK— 和丸号 (大塚和之) (@kazumarugou) November 18, 2022
このキャスティングを見ただけでも変わった面白い個性的な俳優陣が揃っているなぁと思いますよね!
【バブルへGO!!タイムマシンはドラム式】挿入曲は?
「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」はその時代を表す音楽にも注目です。
少し前に、バブリーな曲と衣装もその時代のカラーなスーツを着てダンスを披露するのが流行ってましたよね。
なぜか耳に残っている、知っている曲もあったりして、映画の楽しさもひと塩になります。
<主題歌>加藤ミリヤ「Eyes on you」
<劇中使用挿入歌>
Kool&Gang「CHERISH」
M・C Hammer「U Can’t Touch This」
C&C Music Factory「GonnaMake you Sweat]
Boys Town Gang「Cant Take My Eyes Off You」等
プリンセスプリンセス「Diamonds」
リンドバーグ 「今すぐkiss Me」
鷲尾いさ子&鉄骨娘 「鉄骨娘」・・・
当時バブル景気に沸いた楽曲も今でも懐かしくおしゃれに聞こえてくるかもしれません
さらには、バブル景気真っ只中のトレンドファッションも多く
男性ではダブルのスーツ、女性はワンレン、ボディコンを身にまとった当時は最先端でモデル時代のスタイルだったんですね。
流行というのは変わる変化があるので流行と呼ばれるが今から(2022年)
32年前の話ではありますが、その時代を知らなかった人たちからすると真新しいのかもしれませんね!
【バブルへGO!!タイムマシンはドラム式】ホイチョイプロダクションとは?
ホイチョイ・プロダクションと言えば、バブル期真っ只中の映画を作っています。
「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」「波の数だけ抱きしめて」
これらは「ホイチョイ三部作」と言われる代表的な作品。
この中でも「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」
こちらの2作品の主演を務めたのが原田知世さん。
「波の数だけ抱きしめて』こちらの主演を務めたのが中山美穂さん。原田知世さんも中山美穂さんも当時のアイドルたちです。
【バブルへGO!!タイムマシンはドラム式】のドラム式って何?
ここでは映画の余談ではありますが、劇中の中で使用されている洗濯機
実は日立制作所のグループ会社、日立アプライアンス製のドラム式洗濯機がベースに
なっているのです。
そして、何を隠そうホイチョイプロダクションの代表取締役であり、「バブルへGO!!」の監督が元日立の社員さんだったからなんです。
実際に社員時代に思い付いたんでしょうかね。発想の転換が素晴らしいです。
洗濯機の説明書パンフレットには細かく「洗濯機の中に絶対に入らないで下さい 危険です」
と書かれており普通は記載しないだろうと思う所も面白いです。
この作品に出てくる当時ではまだ珍しい携帯電話これは三菱電機製のDOCOMO
FOMAD902iという機種です。懐かしいですね!
今ではスマホがあたりのまえの時代ではありましたが、当時としてはとてもおしゃれなで流行を先取りしたアクセサリーでした。
「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」は細かい点にも良く注意してみると、とても拘った物や場所等も多いので懐かしさ甦ってきます。
そして、バブル時代を知らない人から新鮮に見えるという、時代の違いを楽しむという見方ができるものこの映画の一番の良さだと思っています。
過去に戻って歴史を変えられたらいいですが、それよりもこれからをどう変えていくかも大切。
2022年のW杯もドーハの悲劇からどうサッカーの未来を変えていくのでしょうか・・・
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