【ジュラシックパーク】オッペンハイマーはネドリーのアイドル!?写真の男の人は有名人,映画オッペンハイマー

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https://www.fashion-press.net/news/80822より

ジュラシックパークを観ていて、小さい頃から気になっていたこと。悪役のネドリーのパソコンに貼ってあったモノクロ写真の男の人は誰なんだろう・・・・

皆さんも何となくは思っていませんでしたか?

映画に関係なければ、わざわざアップにして画面に映すことはしないですよね。

実は写真の男の人はかつて「原爆の父」と呼ばれた有名人なんです。

ではなぜ、恐竜の映画の中にわざわざ映したんでしょう?またなんでネドリーのパソコンに貼られていたんでしょう?

今回はそれを解説していきます!

【ジュラシックパーク】オッペンハイマーとは?

 

ネドリーのパソコンに貼ってあった写真の男の人は「オッペンハイマー」という原爆の父と呼ばれた有名人なんです。

https://rekisiru.com/8246より

 

正しくはJ・ロバート・オッペンハイマーという名前で、アメリカ合衆国の理論物理学者です。

1904年4月22日生まれ1967年2月18日に亡くなりました。

マンハッタン計画の主導者として「原爆の父」と呼ばれていて、広島・長崎の原爆投下では全責任を背負うこととなりました。

マンハッタン計画とは第二次世界大戦の中、アメリカの原爆開発と製造計画のことです。

 

写真はモノクロで、オッペンハイマーがパイプを手にして、その写真の上側にはキノコ雲が絵が貼られていましたよね。

広島や長崎の原爆投下やエノラ・ゲイという飛行機で原爆を落としたことも知っているのに、原爆を開発した責任者のことは何も知らず、ずっと気になっているだけでしたが、今回調べてみて有名人だったとは私はとても驚きました!

では何故、映画ジュラシックパークの中で、ネドリーのパソコンの左側にオッペンハイマーの写真が貼られていたんでしょうか?

【ジュラシックパーク】オッペンハイマーはネドリーのアイドル的存在

ネドリーはジュラシックパークの稼働システムを一挙に担うエンジニアです。

物語の最初の方で、仕事の量と質に見合う報酬がないことに、常に不満を抱いていました。

そして、ドジスンという男の人の依頼で、多額の報酬を引き換えにジュラシックパークの研究室にある恐竜の胚を盗もうと試みるわけです。

結局は失敗にをわりディフォサウルスの餌食となり、胚を詰めたシェービングクリームの缶も泥の中に埋まってしまいました。

余談ですが、このシェービングクリームの缶は最終章のジュラシックワールド/新たなる支配者でドジスンが回収していますが・・・・・

気になる方はこちらもどうぞ→ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

裏切り者のネドリーのデスク周りはごっちゃごちゃ。食べかけのドーナツやジュースが置いてあります。

そんなだらしない性格でも、ネドリーのパソコンの左側にはインテリな「ロバート・オッペンハイマー」の写真が貼られているわけです。

どうやら、オッペンハイマーはネドリーにとってのアイドル的存在のようで、映画監督スピルバーグの意図であるようです。

ロバート・オッペンハイマーについて探求した「藤永茂」さんはネドリーの写真について、このように語っています。

コンピューターを操作する男ネドリーにとっては、オッペンハイマーがアイドルであることを、この映画の監督スピルバーグはきわめて意識的に示そうとしているのである。ここに、オッペンハイマーとは私たちにとって何かという問題が見事にまとまった形で顔を出している。

<ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者より>

まあ、ネドリーが裏切らなければジュラシックパークの惨事はないわけで、この物語が成立しないのですね。

すぐに死んでしまうキャラ設定でありながらも重要な位置づけとしての印象を与えるためオッペンハイマーの写真をさりげなく映像に映し出したのだと私は思います。

【ジュラシックパーク】なぜ写真の男の人オッペンハイマーを映したのか?その意味とは・・・

ジュラシックパークの中で、ネドりーとオッペンハイマーとの関係についての場面は全くないですが、二人のつながりを示唆するシーンが所々にあることにお気づきでしょうか?

ジュラシックパークに招待された一人、数学者の「イアン・マルコム」の言葉です。

イアンはことあるごとに、ジュラシックパークでの研究と生命の操作の行く末を懸念したセリフや倫理的な言葉を残しています。

「君らが用いている科学技術や知識は、誰も手軽に入手できる。誰かの本を読んで応用するだけ。自分たちの責任を問うこともしない」

イアン・マルコム名言集なるものが存在するくらい、ググッと観客者の心に残す言葉を発しているのです。

 

最先端テクノロジーを用いた、DNA操作による生命の誕生は、人間の傲慢さであるということを皆は忘れているのです。

 

スピルバーグ監督は、イアン・マルコムのセリフを駆使して、それらを示唆してるということです。

 

これから始まるジュラシックパークの惨事を仄めかす、ジュラシック・パークの本当のテーマの集約が、このネドリーの行動とそのネドリーのパソコンに貼られている写真の男、「オッペンハイマー」にある、というわけですね。

何事も研究し、革新、躍進することは良いことですが、それが果たして人類にとっては良いことなのでしょうか。

「物理学が倫理を無視した使い方をすればどうなるか」という未来への憂いが写真の男を映し出すことで、映画をみる私たちに隠れたメッセージとして著されている。

このことに気づくことで、またジュラシックパークを観る目も一味変わるのだと私は思いました!

 

子供の大好きな恐竜。

それが現代に蘇るというロマンは本当にワクワクしますよね!しかし、果たしてそれが人類を飛び越え、他の生物、もっと大きな目で見て「地球」にとってどうなのか・・・・

それを考えさせられる映画だったんですね。

とはいえ、ジュラシック・ワールドシリーズは、毎回おんなじことの繰り返しで、何を学んでんだか・・・と呆れていまいますが笑

ちなみに来年2023年には何んと映画「オッペンハイマー」が公開される予定です!

監督はクリストファー・ノーラン。ヒューマン・シリアスな物語が得意な監督ですが、 原爆投下された日本にとっては賛否両論を生むかもしれないとい早くも言われていますが、私は映画としてどう描かれるのか楽しみにしています。

 

 

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