映画「コンタクト」は実話ではないそうですが、実話?って思うほどよく出来た映画です。また映画コンタクトの原作がありました。
主人公が入っている組織、SETI(通称セチ)も実在していたんですよ。
私が何度も観た映画の一つ、今回はUFOや宇宙人は友好的!という観点から映画「コンタクト」をご紹介します!
映画「コンタクト」は実話?
映画コンタクトは実話ではなかったそうですが、原作であるカール・セーガンの小説を読むと、実話の要素も織り込まれているようですね。また組織やロケ地などは実在しています。
宇宙人がメッセージを送ってくるとしたら どうゆう方法をとるか、科学的に検証され 実際に電波を受信をしていたことがあったそうです。
映画【コンタクト】原作者は誰?
映画「コンタクト」はSF小説が元となっており、原作者カール・セーガン(1934〜1996)はSF作家であり天文学者です。コーネル大学惑星研究所所長も勤めていました。
NASAの惑星探査の指導者で宇宙探査機「ボイジャー」に搭載した宇宙人へのメッセージ「ゴールデンレコード」の制作者として知られています。
SF小説家としても活躍し、多くの賞も受賞されていて、宇宙人がいると信じて研究に人生を捧げた人だったようですね。
カール・セーガンはNASAでは惑星探査の最前線の職務についていました。映画の中でも登場する『SETI』は実在のプロジェクトで地球外知的生命探査=「SETI」Search for Extra Terrestrial Intelligenceの研究を推し進めていました。
コンタクトは実話ではないにせよ、作品の元となる事件があったのです!
それは1977年8月15日のこと。
観測を行っていたオハイオ州立大学のジェリー・R・エーマンは、ビッグイヤー電波望遠鏡でとある信号を受信したそうです。
72秒間にわたって断続的に送られてきた謎の信号・・・・
太陽系外の地球外生命からの受信かも知れない!と当時は世間を騒がせたそうです。しかしその後は同じシグナルは何度観測しても受信できずに迷宮入りしたそうです。
最初の受信を受けたエーマン博士はデータの該当部分を赤く過去って『Wow!』と表記したことから『Wow!シグナル』事件という名前が付きました。
映画「コンタクト」実話ではありませんでしたが、こうした天文学、天文物理学の博士として惑星や宇宙人探査研究に一生を捧げたというほどの知識と説得力があったからこそ、実話のように思うほどの作品となったのだと思いました。
映画「コンタクト」あらすじ
主人公・エリアナ・アロウェイ(愛称エリー)はSETI(地球外知的生命探査)の一因として活動していた。
エリーはカール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群宇宙から到来してくる微弱な電波を観測する日々。なかなか結果が得られずSETIの活動を打ち切られます。
そんな時実業家H・R・ハデン(ジョン・ハート)を新たなスポンサーとなり、エリーは民間資金での調査を再び開始。
ある時、エリーは規則的は電波を受信。ヴェガから人為的に発信されたと思われる電波を観測します。その電波は多層構造となっており、それは巨大な移動装置の設計図でした。
エリーは組み立てられた移動装置の乗組員候補となるが、神の存在を信じるかという問いに対してNoと回答したことから落選するが、期待の実験はテロリストによって破壊され失敗に終わります。
絶望と批判の最中でしたが、実業家のハデン氏の出資で秘密裏に同じものを建設していました。エリーは乗組員として選ばれ、実験地となっている北海道で搭乗。
実験は今までに観た事のない光景、エリーは宇宙空間を旅して宇宙人とコンタクト取ることに成功したように見えたが、それは誰もが目を疑う結果となった。
果たしてエリーは自らの体験をそれを証明するすことが出来きるのだろうか・・・
映画「コンタクト」は実話?原作者は誰?
映画「コンタクト」キャスト紹介!
映画「コンタクト」 1997年9月13日公開 上映時間153分
<監督> ロバート・ゼメキス(アメリカ)
<主要キャスト>
ジョディ・フォスター=エリナ・アロウェイ博士(*SETIの研究員)
マシュー・マコノヒー=パーマー・ジョス(神学者)
ジョン・ハート=S・R・ハデン(実業家・投資家)
ジェームズ・ウッズ=マイケル・キッツ(国防省)
デヴィット・モース=テッド・アロウェイ(エリナの父)
ウィリアム・フィクナー=ケント・クラーク(盲目の研究員)
<*SETIとはフランク・ドレイク博士が考案した地球外生命探査のプロジェクトのこと>
ジョディ・フォスターは演技派アカデミー女優で安定感抜群!私の大好きなテキサス訛りがイカすマシュー・マコノヒーが出演しているものは大抵見応えある映画だと思っています。
映画「コンタクト」の見どころは?
信仰のない科学は不完全だ。科学のない信仰は盲目だ
(アルバート・アインシュタイン)
映画「コンタクト」は科学的でありながら、宗教や哲学の要素がたくさん含まれています。視覚的な見どころはもちろん映画の終盤ですが、どの場面も考えさせられる哲学的、宗教的なセリフが散りばめられています。
私が「コンタクト」を何度も観られる理由一つです。
エリナ・アロウェイは父が9歳の時に亡くなってから天文学者を志すも、実証主義を貫いていました。科学者であれば自然な考えだ、とまで言っています。
世界の95%の人々がなんらかの信仰心をもっているのに、神を信じない人を宇宙へはやれないということで、最初は宇宙への搭乗権を逃してしまいます。
しかし最後には搭乗者として選ばれ、宇宙人とコンタクトをとったという体験があるのに証明ができないでいるアロウェイのセリフはとても印象的です。
実証主義から変化していくアロウェイの心の変化に着目しみてくださいね。
体験が自分への証明であり、人に証明するものではない。
「わたしを見 たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」
これはキリストが復活した時に姿をみても信じなかった弟子12人の一人、トマスにいった言葉です。
私はクリスチャンではありませんが、まさにその通りだと思いました。
この映画で大切なメッセージは『私たちは目に見えなくても、全てが繋がっていて孤独ではないということ』
どんなに文明が発達していようと、証明できないけれども確実に存在するのは「つながり」なのだと私は思っています。
最後に映画「コンタクト」の原作者カール・セーガンが一番伝えたかったことをご紹介します。
「冷戦のせいで、人々は心の底では、人類は生き延びられないのではないかと心配していたのです。宇宙人がやってきて介入してくれると信じることほど、慰められるものはないでしょう」(カール・セーガン)
コメント